カッコよく生きようぜ。

歴史に名を残すような奴も地道に積み上げていったんだ。コツコツやろうぜ。

【ネタバレ注意】B the beginning の感想。

こんにちは、コーラペンギン(@cola_nonderukai)です!

今回はNetflixオリジナルアニメ、B the beginning の感想を書いていきます!

 

※普通にネタバレするので見るのを楽しみにしてる方は注意です!

 

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感想

このアニメは一言で表すと「スゲー難しかった。」

全然展開が読めないし、予想してたことと違うことの嵐でしたね〜。

 

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「ユナ」という女の子が出てくるんですけど、

普通に主人公のkiller Bこと黒羽とユナのハッピーエンドのための物語だと思ってましたが、全然違いましたねー。

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もはや主人公はキース・フリックなんじゃないかというくらい!

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最初に登場した時は、

「あー、天才刑事みたいな感じね!最後にkiller Bを捕まえるやつか!」

って感じの認識でした。

 

でも最終回の展開はかなり熱かったです!

 

 

このアニメの見所

1、他人の介入で”矛盾”が起きる人間心理の面白さ

キース・フリックは”探究心”の呪縛にかかっています。

謎を解明したい。

面白い問題をときたい。

そういった衝動があります。

 

そして今回killer Bの他にも大量に殺人を繰り返す人物がいます。

その人物もまたキース・フリック同様”殺人”の呪縛にかかっています。

「自分の父親」や「キースの妹」も殺しています。

 

だけどこの殺人犯は、そんな殺人よりもキースのことが大好きで、

全てのことはキースを動かすための駒に過ぎないと言います。

 

お前が悩み、苦しみ、模索する。

そして自らの意思で俺の世界へ足を踏み入れる。

憎しみに満ちた瞳で俺を見る。

その瞬間をこの目で見られるとしたら

それは殺人を超える究極の快楽だ。

 

 

キースフリックは同族だ。

1つの謎を解く(犯人に辿り着く)のに8年もかかっています。

探究心の呪縛にかかっているキースは犯人に辿り着くまでいろんな悩みを抱え、仮説を立て、実践したはずです。

”それ”は楽しかっただろ?と殺人犯は言います。

 

 

そしていろんな言葉で誘い自分のことをキースに殺させようとする。

過去にキースにこの世で理解できないことは何か?と聞くと即座に”殺人”と答えた。

何があろうと俺(キース)はお前(犯人)と同じにはならない。

「お前の負けだ。」

 

 

それに対して、殺人犯は銃口の矛先を変えます。

わかってないなぁ。

最初に来るのは誰かな。

リリィか。諦めろキース。

もう終わってるんだよ。

終わらせるために始めたんだ。

 

「バン。」

撃ったのはキース。

 

お前を殺そうとも考えた。

だがやめた。

短絡的だ。

だから試してやろうと思った。

 

キース・フリックはいかなる状況においても殺人を犯さないのか?

思考に変化は起きないのか。

これは壮大な実験だ。

 

追い詰められたニューロンが騒ぎ始める。

狂気に支配された心が彼にささやく。

「引き金を引け。」

 

その瞬間をだれよりも側で見ていたい。

だから俺を殺させる。

銃声が響き、頭骸骨を撃ち抜かれ脳波が停止するまでの4秒間。

それは俺とお前だけが味わう至高の時間だ。

 

勝ったのは殺人犯。

負けたのはキース・フリック。

 

生きたのはキース・フリック。

死んだのは殺人犯。

 

 

ずっと一人で8年間調査をしてきたキースフリック。

皮肉にも最後に銃を撃ったのは仲間のため。

 

 

 

2つのストーリーで反対の結論?

今回のこのアニメは2つの物語が同時並行で進んでいったって感じがしてます。

僕はそもそも超能力のような

「いや、死なないとかおかしいだろ」みたいな理不尽なことがあまり好きじゃないです。

 

なのでキースフリックと殺人犯のような水面下でコソコソ動き最終的に直接対決みたいなのは人間の頭脳1つな感じで結構好きです。

その中で”圧倒的な強さ”っていうのは少し浮いてしまいます。

なので僕はこのストーリーにはあまり能力者同士の戦いの場面は無くして欲しいなと見ながら思っていましたが、最終回で一つ疑問が浮かびました。

 

 

「天才の人間」と「能力者たち」の2つのストーリーで逆の結論になってるんじゃないか?

キースフリックと殺人犯の天才同士のバトルでは、”仲間”がきっかけでキースフリックは敗北しました。

でも黒羽(能力者)は、”仲間”から受け継いだ武器を使って運命を変えました。

 

 

 

B the beginningを通して「伝えたいこと?」

 

基本的に僕は作品を作るからには何かしら伝えたいメッセージのようなものが作品に投影されてると考えています。

 

そして今回の場合は

人は1人では生きられない。

仲間を大事にしろ。

じゃないかなって思ってます。

 

「1人で動いてると天才でも8年間かかった。」

というのは比喩表現なのかなと。

そして具体的な数字はわかりませんが、チームで動くようになってからは結構スムーズに進んだと思います。

 

黒羽も碑文に定められた運命には逆らうことはできなかったはずです。

一度決まってる未来を変えるにはそれなりの大きな変化をしないといけない。

 

”負けるはずのない負けには必ず理由がある。”

キースが言った言葉です。

これは伏線なのかなと僕は考えています。

碑文にも書かれているし、黒羽が勝てるわけなかった。

けど、勝った。

そこには運ではない理由がある。

 

それが仲間からもらった剣だった。

 

 

でもキースは仲間がいることが原因で最終的には負けた。

つまり、仲間というのは時には諸刃の剣にもなり得る。

「”完璧なもの”じゃないよ。」ということなのかなと。

 

 

 

まとめ

僕は全てのことに意味を見出したいと思ってます。

そして今やってることが無駄かどうかもどう捉えるかだと思ってます。

僕はゲームやアニメも意味を見出そうとします。

なので今回もその視点で見てみました。

 

「このアニメが伝えたいことはなんなのだろうか?」

「このアニメから学べることは何かないだろうか?」

 

 

そして2つのストーリーの共通点だったのでこれが結論かな?と思いました。

 

いろんな弱点もあるけど、やっぱり人は1人では生きられない。

協力して補って助け合って生きる。

それが僕も一番だと思います。

たまにめんどくさくなるし、嫌な時もある。

けど、自分では思いつかないイレギュラーな出来事が起きる。

それが面白い。

 

 

まぁ僕的にはこのアニメの感想はそんな感じかなー。

続編がありそうな終わり方だったので、出るのを期待したいです!

今回はそんな感じでした!

ネタバレが多くなっちゃったかもしれないですが、殺人犯が誰なのかは濁したので、

それが誰なのかを予想したりしながら是非見てみてください〜!

 

 

友達は大事にして生きたい!!

 

 

 

【追記】

コメントをもらって発覚しましたが、主人公は黒羽ではなく、キースだったみたいです。

ちゃんと調べないで書いてしまい申し訳ないです。orz